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* Even if I come out of drunkenness
ジェイド視点で書いております.*



+ Even if I come out of drunkenness +
  〜酔いから覚めても〜



「…まだ飲むのですか?」


「まーらまーらよvv
(まーだまーだよ)」


「ハァ…飲めないのなら
先にそう言って下さい」


「れんれんよゆーれーすvv
(全然余裕でーす)」



今日久々に飲みたくなりナナを誘ってみたのですが…


「ますラー、まういっぷぁーいvv
(マスター、もう一杯)」



この有り様です。


「ナナもう帰りますよ」


「えー。まだいるぅー!」


ナナは酔っ払うとまるで子供ですね。
扱いに困ります


「ハァ…ほら、行きますよ」


ジェイドは立ち上がりナナの手を取り連れ出した



「むーまだ飲みたかったのにぃー!」


「明日の仕事に影響が出ては困ります」


「困りませんよーだぁ!」


ナナはジェイドの手を払い走った


「私が困るんです」


小声で言った私の声などナナには聞こえるわけもなく
彼女は走っていた


走っていたら…


「キャッ…!」


見事に転けてしまった


「いったぁーイ」


ナナの膝からは血が滲んでいた


「何やってるんですか」


ジェイドは持っていたハンカチで止血をした


「これで大丈夫でしょう」


ナナに目をやるとずっと下を向いて動く気配がない…
今さっきまでキャンキャン犬のように吠えていたのも止み静かになった


それほど痛かったのだろうか?
大した傷には見えないが…



「ナナ…?」


「…ヤ………よ…」


「はい?」


「ヤダよ、行かないで…!」


私の服を掴み泣きながら訴えてくるナナ



「ジェードが……
ジェイドが好きなの!!
何処にも行かないで……!」


そう言うとナナは私に倒れ込んできた


「ナナ…
私も……って寝てますね」


このタイミングで寝るとはなんとも間の悪い事で…
まあ、それもナナらしいですね


ジェイドはナナを抱き抱え耳元でそっと「私も愛しています」そう囁き家まで連れて帰った





もう何処にも行きませんよ

あなたそう望んでくれるのなら

ずっとあなたの傍にいます

あなたも

覚悟しといて下さいね?


* 酔いからめても. *



→反省・おまけ


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