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*08
「ダメだ!バルド!!
上にはとんでもないヤツがいる!!」


ハクロ将軍と反抗グループがいる車両で
今さっきエドにやられた男が首謀者に報告していたところに…


パリパリ…――



いきなり壁が光りラッパみたいな変なモノが反抗グループ達の前に現れた


「あーあー、反抗グループの皆さん聞こえますか?」


しかも喋りだした


「なんだこりゃ?」


「おう、てめぇら!
みんなを脅しやがって!!人質を解放しろっ!!」


「キサマか、マスタングの回し者は?
邪魔をするなら人質をひとりずつ…」

「あらら、やる気満々?
んじゃ…」


またその場が光り今度は水道管が錬成された


「人質の皆さんは物陰に伏せてくださいねー」


「!?…逃げ……」


首謀者バルドが気づいた時には遅く水道管から大量の水が流れこんできた


「よーし動くなよ…
オマエが首謀者だな」


他の者たちは流されたが首謀者バルドだけがその場に残った
それを確認しバルドを追い詰めるヒューズ、だが…


「くっ…」


バルドはヒューズにむかって銃を撃った
しかし…


「なに?!」


「…ヒューズさん油断し過ぎですよ?」


ヒューズの前にウィルが現れ
バルドの攻撃を防いだ



「でやあぁぁっ!!」


バルドが油断した隙にエドは上から飛びかかった


「…機械鎧仲間か……」


そう、バルドの左腕もエドと同様機械鎧だ
だが、腕と呼べるモノではなかった
言わば銃を腕に無理矢理引っ付けたような…バルドの左腕は醜いものだった……。


「軍はこんな子供まで利用しやがるのか…」


「オレは利用されてなんかねー!!」


取っ組み合いになりお互い一歩も引かず
そんな中バルドは話しを続けた


「小僧…教えてやろう…
オレは昔、軍にいたんだ…

オレは完璧な武装がしたかった…だが、軍はおきに召さなかった
オレひとり強くなるのを恐れたんだ…
そのあと軍はオレを捨てやがった…

だから、オレは軍を潰してやろうと…
オマエにはわかるだろう?
その腕を持っているなら…」


「わかんねぇよ…
オレのこの腕を、てめえのなんかと一緒にすんな!!」


エドは更に右腕に力をこめたら
バルドの機械鎧の左腕は破壊された




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あきゅろす。
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