*06 試験を受ける資格
「よっと、結構風強いわね」
ウィルとエドは今列車の上にいる
列車は動き続け速度は変わらないため少しでも気を緩めれば振り落とされるだろう
「やっぱり下にいた方が良かったんじゃないか?」
「あら、男女差別?」
「そ、そんなんじゃねぇけど」
「こう見えても私は軍人よ?
あなたよりは闘い慣れはしてるわ
それより行きましょうか」
「…ああ」
ウィルとエドは歩き出した
少し歩き車両と車両の間に行くと…
「よ!ウィル」
「ヒューズさん!無事だったんですね」
少し安心した様子のウィル
「あったりめーだろ!
まだ妊娠したての女房を残してそう簡単に死ねるか
…ところでそちらさんがエドワード・エルリックくんか?」
「へ?」
「キミのことはマスタング中佐から聞いている」
「…ヒューズさん今の状況は?」
「無電気も機関室も全部制圧されたな」
「そうですか…
ハクロ将軍は大丈夫でしょうか?」
「今のところはな、だが早く片付けた方がいいだろ」
「そうですね…。
行きましょうか」
ウィル達はまず機関室に向かった
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