*01 目覚め
ウィル -7歳-
眩しい朝日の光と
小鳥さえずりに目を覚ました
体を起こすと見覚えない風景
見覚えないベッドの上にウィルはいた
「ここは…?」
「目が覚めたか」
ふと気が付くと誰かが扉のところに立っていた
(だれ…?)
ウィルの心が聞こえたかのように答えた
「私はロイ・マスタング
君の兄だ」
「…あ、に……?
あたしは…?」
「君はウィル・マスタングだよ」
自分が誰かも覚えてない…
いや、分からない今
この人の言うことを信じるほかなかった――…
to be continue.†
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