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*09
― セントラル駅 ―


事件は解決し首謀者バルドは縄で拘束されていた


そこにマスタング中佐たちが現れた


「キサマがマスタングか…」


バルドはマスタングを確認した瞬間縄を左腕の機械鎧に仕込んでいたナイフで切りほどきマスタングに襲いかかった


「はあああっ!」


襲いかかってくるバルドにむかって指を鳴らした
その瞬間…


ボンッ――


バルドは黒焦げになった


「すげぇ…」


「手加減はした…
見た目ほど身体に影響はあるまい」


ウィルたちがいることに気がついたマスタング


「ご苦労だったな。ウィル」


「いえ、命令通り
私は何もしてませんから」


「そうか…」


「中佐!」


2人で話していたのをエドが割り込んできた


「アンタ、最初から知ってて、オレたちをこの列車に乗せたな!」


「キミたちの活躍を聞かれた将軍閣下は特別に受験資格をキミたちに与えてくれるそうだ」


「特別…?
アンタが受けろって言うからオレたちは…!」


「大事な軍の試験を特別なことがない限り子供が受けられるわけないだろう」


「だから言ったでしょ?
私は“手を出せない”って」


呆気に取られて何も言えないエド
そんなエドを見て軽く笑い肩に手を置く


「試験を受けるか、受けないかはキミたちの自由だ」


そう言い去り行くマスタング


「決まってんだろ!受ける!!
…受けてやるさ」



自分自身に深く刻むように言うエド
そんなエドの言葉を背中で聞きながら立ち去るマスタングだった…

to be continue.†


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あきゅろす。
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