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*05
「おい、そいつは誰だ?」


黒髪の少女がライナに問いかけた


「申し遅れました。
私はライナと申します
レインズワース家の使用人です
…あなたは?」


「私は、アリスだ」


「そんでもって
黒うさぎ(ビーラビット)デスヨ」


アメを口の中で転がしながら答えるブレイク


「黒うさぎ(ビーラビット)!?
あなたが?」


驚いた。
普通の人間の少女としか思えない容姿
記録には巨大なうさぎだと記されていたのに…



それに…

なんだろう……


なんだかこの子を知っているような…

そんな気がした――




「さーて
そろそろおいとましますかー

若者どおし
積もる話もあるでしょうし
それとライナ、遊ぶのもいいですが早く帰って来てくださいネ
それでは皆さん、ご機嫌ようvv」


そう言って棚の中に入ったブレイク
ギルとアリスがその棚に駆けつけ開けた、が


「いない!!」

「なんでだ!!!」



その2人の様子を笑って見てたライナ
その中オズは部屋を出た



「オズ…?」


私はオズが少し元気がない感じがした…
確証はないが……




ライナはオズを追いかけ部屋を出た
その瞬間――


ドサッ――


「オズッ!」

オズは倒れた
胸を抑え凄く苦しそうだ



「オズ、しっかり!!」


そこに一人の少女が現れた


「エコー…」


「…これをギルバード様に」


エコーはライナに手紙を託し消えて行った





カチッ――


同時に時計の針はすすんだ



……どうやら


カウントダウンが
始まったようだね…



――ねぇオズ君?



私と君






時間切れになるのは

どちらが先かな……?




ブレイクの声が
聞こえた気がした――…


to be continue.†


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