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*04 動き出す針
バタバタッ――


「ハァ……ハァ…」

バンッ――


「オズッ!!」


ものすごい勢いで開けられた扉
と部屋中に響いたライナの声
ずっと走っていた為酸素が足りないがそんな事今は気にならなかった



「…ライナ……?」


オズはいた
ずっと、ずっと捜していた
助けて出したかった人があたしの目の前に…
これは夢じゃない


あたしはオズの傍まで駆け寄り抱きついた
当のオズはびっくりしていた


「ライナ?!///」



「良かった、無事だった…」


ライナはオズから離れた

「オズ怪我は!?
痛む所は!??」


オズはライナの頭に手をそえて優しく微笑んだ


「大丈夫だよ
ライナは相変わらず心配性なんだから」



「…やれやれ
話はやっと終わったようですネ」


少し不機嫌なブレイクが口を挟んだ


「ブレイク!!」


ライナはブレイクがいる事に気がつき睨んだ
あとギルと黒髪の少女がいたがそれは後回し


「どうして、オズ救出の時にあたしを呼んでくれなかったの!
あたしも仲間に入れてくれるって言ったじゃない!!」


「すみませんねェー
あなたが仕事で忙しそうにしてたんで声をかけれなかったんですヨ」


「あれは全部あんたが押し付けた仕事でしょうが!」


「それでいなかったのか…」

納得した様子のギル


「まぁまぁ」


ブレイクはライナをなだめ全く悪びれた様子はなかった


ライナはそんなブレイクにこれ以上怒る気にもなれなく
溜め息だけがこぼれた


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