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物語
ガーディアン1階〜ガーディアン地下2階まで





【ごめんなさい】

フレイ
「皆!その…ごめん…またオレのせいで迷惑かけちまって…」
りん
「そんな…迷惑だなんて!フレイさんが生きて無事に戻ってきてくれるだけで充分です♪」
ウォード
「あの時助けてもらった借りを返しただけだ…」
ガザフ
「息子を助けるのは親として当然の事だろ?」
メル
「だってメル、フレイお兄ちゃんの話もっと聞きたいもん!だから…生きててくれてありがと♪」
フィーネ
「フレイちゃんのムスッとした顔よりも、ニコっとした顔をもっと沢山見ていたいもの♪」
アルヴォンド
「でも俺びっくりしたで〜フレイ君めっちゃ強いさかい…うっかりホンマに殺しそうになった―」
イルフォンス・りん
「バカ!!」
アルヴォンド
「ぐがぁッ!?痛〜…ッ;何すんや!冗談に決まっとるやないかい!!;」
イルフォンス
「今冗談言う場面じゃないだろ!!」
りん
「そうですよ!せっかくいい流れになってたのに…アルヴォンドさんのせいで空気壊れちゃったじゃないですか!!」
アルヴォンド
「な…ッ!?…りんちゃん、最近俺の扱いひどぉなってへんか…ッ;」
イルフォンス
「日頃の行いが悪いからだろ?」
りん
「日ごろの行いが悪いからです!」
アルヴォンド
「うわぁああああ酷いで二人とも!!;」
フレイ
「ハハ…ッ!…ありがとう…ッ!皆のおかげで記憶を全部記憶を取り戻せたよ…改めて、これからよろしく!」




【此処は?】
ネリア
「此処は私とウォードの故郷ガーディアンだ」
りん
「そうですか…此処が…爪痕が残ってますね…」
ウォード
「ぁあ…あの時と全く…そのままだ…本当…」
ネリア
「……ッ」
ウォード
「……ッ」





【ネリアとウォード】

ネリア
(ウォードは私の事を恨んでいる…今もきっと怒っているに違いない…)
ウォード
(ネリア様と真正面に向き合わなければ…逃げていては何も始まらない…)
ネリア
「ウォード!私は…ッ!!」
ウォード
「ネリア様!私は…ッ!!」
ネリア
「あ…なんだ…ウォード…?」
ウォード
「あ、いや…ネリア様から先に…」
ネリア
「いや…その、私はたいしたことは…ッ」
ウォード
「わ、私も…その…ごめん、なさい…」
ネリア
「……」
ウォード
「……」

フレイ
「……」




【フレイの記憶】

りん
「フレイさん!記憶…全部戻ったんですか?」
フレイ
「ん?ぁあ…オレが暴走して皆に迷惑かけている間にな…ッ!」
アルヴォンド
「さよか…」
フレイ
「かあさんはめっちゃ口が汚くて男っぽくてさ!そんで酒がつぇえんだ!でも昔話をする時はいつもと違ってよ…優しいかあさんでさ…オレ、それが楽しみだったんだ」
ネリア
「フレイ…」
フレイ
「んで…とうさんはかあさんとすげぇ正反対な性格でさ、かあさんや親父にいじられて落ち込んだり泣いたり苦労してよ、でもいざという時はかっこいい所を見せたり、自分の意見を曲げない頑固者なんだ!そんなんだから、とうさんはよくかあさんと衝突して喧嘩したりすンだけどよ…力に負けて泣いてるのを見て、いっつもオレは爆笑してたな〜♪」
フィーネ
「フフ…記憶を全部取り戻したから…フレイちゃんとっても嬉しそうに話してるわね〜♪」
フレイ
「ハハ…!オレ…記憶を取り戻してさ、…独りじゃねェって分かったんだ。だからオレは、何があっても…オレの思う道を信じて行くんだって…そう、約束したんだ」
フィーネ
「そう…」
アルヴォンド
「…ハッ」
フレイ
「?なんだよアル…何がおかしいんだ?」
アルヴォンド
「い〜や…ただ、純粋で真っ直ぐな正義君やな〜って思っただけやで…♪」

(そう言って先に一人だけ前を歩いていく)

フレイ
「なんだよアイツ…意味わかんねェな…?」
フィーネ
「……」
イルフォンス
「アル…?」
りん
(アルヴォンド…さん?)



【異変】

アルヴォンド
(なんでや…よう分からへんけど…イライラしよる…ッ)
ガザフ
(ハァ…どうしてだ…?なんか悲しくなったりマイナスな思考ばかり考えてしまうッ…?)
ウォード
(話さなくてはいけないと、分かっているのに…余計な事ばかり考えて話せなくなってしまう…ッ)
りん
(フレイさんの蝕死力(ブラジェーラ)を見てから…怖い気持ちがまだ治まらない…どうして…ッ)
フィーネ
(不安…どうしてかしら…分からなくて怖い…)
メル
(ママ…助けられるのかな…?またウォードお兄ちゃんやフレイお兄ちゃんと同じように戦わなくちゃいけないのかな…ッ?)
イルフォンス
(分からない…昔からあの人だけは違った。僕は…何を信じればいいんだ…?)

フレイ
(皆どうしたんだ…暗いな…?)
ネリア
「……ッ」



【天空世界(スカイピア)】

フレイ
「ガーディアンって事は…此処は天空世界(スカイピア)なんだよ…な?」
ウォード
「ぁあ、そうだ」
フレイ
「っつーことは…俺たち、空に浮かんでる大陸にいるんだよな…なんか想像したら気持ち悪くなってきた…ッ;」
ガザフ
「【心魔砲】(アストランタ)の誤作動でまさか天空世界(スカイピア)まで飛ばされてしまうとはな…」
ネリア
「……」






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あきゅろす。
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