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深い闇の底で見つけた光
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何故か敬語になってしまう。それほど、今の薫が恐ろしいのだ。

で、出来る限り、他のものに当たって下さい…!

ぐっと目を瞑ると、頬に薫の冷たい手が触れた。

「…ばーか」

「っ!?」

頬に痛みを感じて目を開けると、薫が愉快そうに笑っていた。

「にゃ、にゃんで、ほっへつねふの!?」(な、なんで、ほっぺつねるの!?)

「いい、ストレス発散だから」

「にゃにそれー!」(なにそれー!)

さっきよりも強い力でつねられ、自然と涙目になってしまう。

しばらくして、気が済んだのか、やっと手を離してくれた。

「…あーあ。真っ赤」

「か、薫のせいでしょっ!?」

ヒリヒリと痛む頬を撫でながら薫を見る。

すると、悲しげに笑っていた。

「…薫…?」

「…っ!」

薫は他のことを考えていたのか、私に呼ばれて一瞬目を見開くと、すぐに普通の笑みに戻った。

「なに?」

「…ううん、別に」

「なにそれ」

…何も言わないでおこう…。

私が軽く苦笑すると、薫は何かを思い出したように私に聞いてきた。

「…一人で家まで帰れる?」

「…そう言われましても…」





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あきゅろす。
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