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春夏秋冬イベント夢
流星群(TOD)
今日のように空気が澄んだ夜に、私はミクトランに呼ばれた。

「何ですか?ミクトラン様」

ミクトランは空を見ていたが、私に気がつくとこちらを見る。

「今日は星が綺麗だと思ってな。雲も一つもない」

再びミクトランは空を見る。

それに吊られて、私も空を見る。

黒い夜空の中に点々と輝いている星。

「…きれい…」

私は星空を見ながら、ミクトランの隣に立つ。

「気に入ったか?」

「はい、とても。ミクトラン様と見る事が出来て嬉しいです」

私は一瞬だけミクトランの方を向き、微笑んだ。

そして再び星空へと目を向ける。

キラッと一筋、光が流れた。

「あ!ミクトラン様、見ました?今、流れ星が」

また一筋、光が流れた。それはどんどん数を増していった。

「流星群、か」

「本当に、綺麗…」

私は感動しながらも、願い事をする。

「…何をしている?」

「願い事、です」

ふわりと笑って、私はまた星空を見る。

何回見ても、飽きない星空。

幸せだな、と思ったり、この平和が続けばいいのに、と思ったり。


昔のことを思い出しながら、私は星空をみる。

それはその時のような、流星群が流れていた。

(私の願いは…叶ってくれたのかな…)


2009.12.23(水)

あとがき

昨日の夜は、こぐま流星群でした。
私は寒くて、家から出なかった訳ですけど。
見たかったです、とても。

そんな訳で、書いて見ました。
TOD、天上界で見た星空と言うことで。

楽しんで頂けたでしょうか?

間違えて下書きに保存したとか…。






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