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Tales of Vesperia
噴水から少女!?
今日は、ユーリとラピードと一緒に噴水に来ています。

てか、そこで座って話をしてる訳で…。

「この前はありがと、ユーリ。おかげですっかりよくなりました!」

「どういたしまして。俺もありがとな」

「あー、うん。どーいたしまして」

私は苦笑いしながら言った。

そんな事を話していた。

その時、突然何かに腕を掴まれたと思うと私は噴水の中に沈んだ。

「シヴィ!」

それも束の間。私はユーリによって助け出された。

「げほっ、ごほっ、…はぁ。ありがと、ユーリ」

「どうしたんだ?」

「分かんない。何かに腕を引っ張られたような…」

私は噴水の中を見た。

噴水の中に、少女が沈んでいた。

慌てて私とユーリでその少女を引き上げる。

「大丈夫!?」

「大丈夫です」

「とりあえず、部屋に行こう」

私は少女の腕を引っ張ると走り出す。

「おい、シヴィ!」

「先に行ってるねー!」

「ったく…、さてと、行くかラピード」

「ワン!」

ユーリたちも、部屋へと向かった。


「…えーと、とりあえず服着替えて」

「平気」

「え?」

少女が何か唱えると、水が弾き、濡れていた服が乾いた。

「すごい…」

少女は私に手をあてると、私の服も乾いた。

「ありがと。あ、私はシヴィリア・ソルファースです。よろしくね」

「私は魔導器研究所の魔導士、ミレイ・クリスタです。よろしくお願いいたします」

ペコッと頭を下げるミレイ。それにつられて私も頭を下げる。

「堅くなくていいよ」

そう私が言った瞬間。ユーリとラピードが部屋に入ってきた。

「あ、ユーリ」

「さっきは迷惑かけてごめんなさい。私は魔導器研究所の魔導士、ミレイ・クリスタです」

「これはご丁寧に。俺はユーリ・ローウェルだ、とりあえずよろしくな」

「はい」

「こっちはラピードだ」

ラピードはミレイをじっとみる。

「ラピード?」

「よろしくね」

「ワンッ!」

ミレイは部屋の中を見渡した。

「えっと、ここはどこ?」

「ここは帝都の下町にある俺の部屋だ」

「帝都!?」

ミレイは慌てると、壁に頭をぶつけた。

「はぅ!?」

「大丈夫か?」

「う、大丈夫です。あーあ、失敗しちゃったよ、どうしよー」

ミレイは頭を抱えると、その場に座り込んでしまった。

「…なんだろうな」

「さあ?」

結局、ミレイもユーリの部屋にしばらく居ることになりました。

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