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好きだったよ誰よりも/捧げ物⇒リョウヤ様
気づいてたつもりだった。

つもり、だから本当はまだ心の何処かでそれを否定する自分がいた。

君の口から聞くまでは。


「隆也、あたし花井と付き合うことになった」

「全部隆也のおかげだよ。
 有り難う」

分かってた、あいつを見る目と俺を見る目が違うこと。
気づいてた、あいつに向ける笑顔が俺とは違うこと。

予測してたはずなのに、どうしてこうやって面と向かって言われると胸が苦しくなるんだろうか。

「隆也、」

名前の言葉を最後まで聞かずに抱きしめた。

「たか、や」

「俺、名前が好き」

「‥‥あたしも、隆也が好きだったよ。
 あたしの初恋、隆也だった」

答えなんて決まってるのに。

「隆也、好きになってくれて有り難う。
 御免ね、気持ちに答えてあげられなくて御免。」

「分かってる」

「隆也、あたし幸せになってみせるよ」

「花井と仲良くしろよ」

「うん」

「何かあったら言えよ」

「うん」

「名前、ありがとな」

「あたしこそ、隆也、有り難う」








好きだった、誰より
(今日で、この想いとはサヨウナラ)









はい!
リョウヤ様リクエスト阿部切甘夢でした!

甘い部分がありませんね、苦いですね寧ろ/(^p^)\!←

少しでも受験のお力になれますよう!

※お持ち帰りはリョウヤ様のみ可。
※返品も受け付けてます←

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