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明土第七七四集積地鎮守府にて:第二部
着任四年目春:第]次渾作戦・前編
 明土鎮守府方式の各鎮守府による「発動、渾作戦!」が始まり、明土第七七四集積地鎮守府も従事する事となった。
 尚、明土第七七四集積地鎮守府は民間艦娘会社(所謂民間軍事会社の鎮守府(艦これ)版)として再出発する事が決まっていた為、この作戦がこの時点では正規軍としての最後の作戦でもあった。
 出撃する艦娘達の編成の際に出された赤城(艦これ)(南雲・沙織)からの「嘗ての渾作戦に参加していた艦艇由来の艦娘達を編入してみては如何でしょうか?」と云う助言を受けた霜川提督は実際に有効なのか確かめるべく、木曾(艦これ)199139を旗艦とする特殊伝令艦隊を以て第一次作戦の乙作戦を行う。
 その結果、扶桑(艦これ)(三好・麻美)が安定して高い戦果を挙げた事から摩耶(艦これ)19528637と鳥海(艦これ)19528637の二人の代わりに青葉(艦これ)7300808と時雨(艦これ)4622010を編入、制空権確保の為に仙台(艦これ)191001の代わりに加賀(艦これ)79980059を各々編入させて再び第一次作戦へと向かわせる。
 扶桑(艦これ)(三好・麻美)、青葉(艦これ)7300808、時雨(艦これ)4622010の三人は想定以上の働きを見せ、他の面子も相応の熟練者であった事に加えて乙作戦でもあった事から第一次作戦を難無く完遂させる事に成功する。
 それは赤城(艦これ)(南雲・沙織)の助言が適切であった事の証明にもなった。

 そして霜川提督が着任してから三年目の年度も終わりに近付いた3月14日、大学病院並の医療施設と設備の復旧が完了、前年の襲撃に因って失われた明土鎮守府方式の鎮守府(艦これ)としての機能が完全復旧する事となった。
 またそれを祝してか明け土第七七四集積地鎮守府に所属する艦娘を代表して夕雲(艦これ)5718301から霜川提督と那智(艦これ)34503402に花束の贈呈が行われた。
 花束の贈呈自体は明土鎮守府方式運用開始三周年の記念として他の明土鎮守府方式の各鎮守府でも行われていたのだが、二つ同時の花束贈呈は少なくとも昨年の要望を聞き入れた結果、約半数の所属する軽巡艦娘の練度をその経歴を誇る事が出来る程度には向上させていた事への感謝も込められていた事も事実であった。
 それは着任当初はメタボ提督だの何だのと陰口を叩いていたかも知れない所属する艦娘達から(その裏に各々の意図はさておいて)霜川提督が相応に認められた事も意味していた。


あきゅろす。
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