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「隻眼ヲ級の証言/Emily's Report」シリーズ設定集
補足事項:「隻眼ヲ級の証言/Emily's Report」シリーズの世界の宝玉龍・貴金属龍解説その2(※本編には未登場)
黒玉龍
龍種:西洋型古代龍
属性:闇/呪い属性
体格:32m〜64m級
龍の吐息:放射拡散型/直線貫通型/純エネルギー系(薙ぎ払い可能)
■解説
 闇属性の龍種の最上位に位置する宝玉龍。
 元々本来の龍種とは違って人間の負の感情や娯楽の為に殺された野生動物の怨み等が集まって具現化、その地域の文明圏に対する殺戮を伴った破壊を行う、というある意味怨念としての深海棲艦に近い存在である。
 外観はその名の由来を思わせる鱗を持った正統派西洋龍型体型。
 その都度人間の中から選ばれた、無いし自己研鑽を経た者が倒して事無きを得ているのだが、同時にその英雄伝説に拗らせる程に憧れた者達に由って地属性の龍種が乱獲され絶滅寸前迄行ってしまうと云う悲劇も生まれている。
 龍の吐息は火属性若しくは闇属性の放射拡散型と純エネルギー属性の直線貫通型を相手に応じて使い分ける。
 (神話の時代の強力な)魔法は回復系魔法以外は一通り使えるが闇/呪い属性を最も得意としている。
■眷族解説
 この黒玉龍に生物学的な眷族は存在せず、自身の分霊とも云うべき存在を複数実体化させる事が可能。


幻想祖龍
龍種:古代龍(解説参照)属性:光/闇以外の全て
体格:1.5m〜セリザワ・スケール級
龍の吐息:光球投射・収束貫通(薙ぎ払い可能)・広域放射を自在に使いこなす/闇以外の属性(何れも対象選択可能)
■解説
 この(物語の)世界の全ての竜種の祖となる個体。
 その外観も西洋龍の体(/骨)格に頭部は西洋龍を基本としながらも後頭部からは東洋龍の角が、鼻筋の辺りからも片刃の直刀を彷彿とさせる角が各々生えている。
 また身体も白銀の羽毛で被われ、背中の羽も蝙蝠のそれでは無く白銀の鳥類の翼となっている。
 性格はかなり達観している様ではあるが、決して諦観する事なく星とそこに生きている全ての生命と存在を見守り続けている様に相当に気長な性格でもあるらしい。

 (戦闘時のそれを含めた)全ての能力を一言で表すなら「ぼくのかんがえたさいきょうの光の古代龍」と揶揄されても仕方の無い物となっている。
 魔法は純エネルギー属性を得意とはしている物の、闇属性と呪殺系の以外なら全ての系統の(神話の時代の)魔法を(ゲーム的に例えるなら)億単位の数値カンスト状態で行使する事が出来、天候・地殻操作系の能力も全ての黒玉龍以外の宝玉龍の同様の能力をより広範囲に使用する事が可能。
 何よりそれらの能力を状況に応じて(所謂初見殺し系の能力を持つ者に対してさえ)的確に使い分ける知覚と判断力、という一番重要な能力を兼ね備えている。

 この様に防衛側ならば創作用語で云う所の「メアリー・スー」的な事さえ可能な存在なのだが、彼(女?)は基本的に人や星での日々の営みに干渉する事は先ず無い。
 故に自ら動く事は星その物の危機か彼(女?)が人にとことん愛想を尽かした時のどちらか位であり、この(物語の)世界の人間で本体と直接会った者は居ない事から、何だかんだでこの(物語の)世界は前に少しずつ、少なくとも悪い方向には進まずに済んでいるとも云えるであろう。
 最後にどう見ても会った者が居ない劇中創作的な存在とされかねない彼(女?)だが、産業革命以前の時代迄の間にその地域を救う為の試練として大幅に弱体化された幻影と戦った例がこの(物語の)世界には幾つか存在しており、少なくとも劇中創作的な存在では無い。

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あきゅろす。
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