[携帯モード] [URL送信]

「隻眼ヲ級の証言/Emily's Report」シリーズ設定集
補足事項:「隻眼ヲ級の証言/Emily's Report」シリーズの世界の宝玉龍・貴金属龍解説その1(※本編には未登場)
紅玉龍
龍種:西洋型成龍
属性:火
体格:成龍相当(30m級)龍の吐息:広域拡散型/火属性
■解説
 火属性の龍種の最上位に位置する存在。
 碧玉龍の咆哮で目覚めるも、龍脈を介した地球の記憶から得た知識を元に財宝を効率良く貯める為に文明の利器を使って株式に手を出し、(怪しまれない程度に)儲け始める。
 更にその儲けを貴金属系の宝飾品の購入に充てており、現在絶賛引きこもり中。
 魔法は火属性特化。

■眷族解説
 火属性の龍種は飛竜(所謂ワイバーン)も含めて繁殖力が(竜種としては)高く最も個体数が多いが同時に気象の荒い粗暴な個体と過去の悪行も多く、(この物語の世界の)西欧幻想系創作で邪龍と言えば赤龍が定番となっている理由の一つとなっている。


翠玉龍
龍種:西洋型古代龍
属性:地
体格:成龍相当(18m級)龍の吐息:単発火球型/火属性
■解説
 地属性の龍種の最上位に位置する存在。
 元々温厚な性格だったのだが人間にはとことん愛想を尽かしており、相容れる事はもう無いと思ってよい。
 それでも人間を積極的に滅ぼそうとしないのは彼女の本質は変わって無いとも云えるだろう。
 魔法は地属性特化、限定的ながら龍脈を操作して土壌を改善させたり逆に不毛の地にしたりする事や地震や火山活動の活性化も可能。
 また回復魔法の類いを宝玉龍の中で最も得意としている。

■眷族解説
 眷族である地属性の龍種は嘗ては火属性の龍種を凌ぐ繁殖力を有していたのだが、箔を付けたいルネッサンス以前迄の戦士階級に因って狩られ捲った結果絶滅寸前迄行ってしまい、彼女は人間に愛想を尽かしてしまう。
 魔法と幻想の(棲み分け前提の)帰還が成された時点でも自然環境の破壊が進むのを見た来た彼女は眷族達と共に大規模固有結界内に留まる事を決め、以後彼女と地属性の龍種は人(の世)と決して交わる事は無かった。
 龍種としては全体から見て比較的小型且つ首の長さや骨格等生物学的に成立しやすい傾向を有している。
 また龍種としては比較的温厚な気性で、幻想世界での騎獣として最も適しており、世界が世界なら馬や犬猫と同様の立ち位置に成り得たと思われる。


藍玉龍
龍種:古代龍(解説参照)属性:水/氷
体格:1.2m〜数km(解説参照)
龍の吐息:水属性時は直線貫通型(対象選択、薙ぎ払い可能)、氷属性時は拡散放射型
■解説
 水属性の龍種の最上位の存在。
 この物語の世界から一旦は魔法と神秘が失われて尚、霊体状態で七つの海を今に至る迄回遊し続けており、り陸奥たかなる謎の生物?や深海棲艦の穏健(棲み分け)派とも面識がある、とも云われている。
 水属性を司るだけに姿と大きさは変幻自在で、水に濡れている様な雰囲気の幼女からセリザワ・スケール級の全長の東洋龍に32m級の藍玉の鱗と滑りを持つ西洋龍、果ては巨大な古代魚(シーラカンス)型や嘗て実在した首長竜等様々な姿になる事が出来る。
 彼女の性格は温厚且つおおらか。
 但し怒らせた場合は後述する大魔龍帝に次いで人類の文明を破壊し尽くす事が可能と云われている。
 魔法は火属性以外一通り使えるが水属性を最も得意とし、巨大な津波や渦巻き、大型の積乱雲や台風を発生させる事も可能。
 また浄化・解呪系の魔法も得意としている。
 そして水属性の場合の超高圧水流ブレスはどんなチート素材も一刀両断。

■眷族解説
 藍玉龍の眷族には嘗て実在した首長竜型や海蛇型に海洋爬虫類型、そして一部魚類の如く鱗に滑りを持つ水辺を棲息域とする水棲西洋龍が存在する。
 皆程度の差こそあれ超高圧水流ブレスと小規模化している物の、水流操作並びに天候操作能力を受け継いでいる。
 水属性の各種魔法の使用の可否は個体毎に大きく異なる。


金剛石龍
龍種:東洋老龍型
属性:雷/水属性
体格:全長64m以上
龍の吐息:無し
■解説
 最も解りやすい東洋龍種の外観を持つ雷属性の龍種の最上位的存在。
 後述の黄金龍と藍玉龍との間に生まれた子と云う説もある。
 進取の気性を持ち、長年この(物語の)世界の日本の何処かを住み処として来たからなのか所謂サブカルチャー文化にもある程度理解が有る一方、何かと均一化したがる一面も。
 魔法は雷属性特化、天候操作能力と組み合わせて対策を施してなければ現代〜近未来兵器でも問答無用で即死レベルの雷雨を以て敵に相対する。
 現代のおまじないや民間療法レベルの効果しか発揮しないが回復・治療系魔法や浄化・解呪系魔法も使用可能。
■眷族解説
 金剛石龍の方針が(全体的な底上げと云う形で)良い方向に働いたのか、眷族は全個体がほぼ金剛石龍と同等の能力を有する。
 強いて云うなら天候操作系の能力を発現させる事の出来る範囲が一回り小規模だと云った所か。


白銀龍
龍種:西洋型老龍
属性:氷/風属性
体格:32m
龍の吐息:広域拡散型/氷属性
■解説
 銀龍種の最上位に位置する存在。
 各地の山脈の頂上付近を支配領域としていたが、人間による地属性の龍種の乱獲に失望し、翠玉龍と共に生き残った眷属を引き連れて大規模固有結界へと去る。
 故に彼もまた眷族共々もう人(の世)と交わる事は無いであろう。
 元々の性格は公正明大であったが現在は人間を見下している。
 それでも心を磨き上げた真に聡明な者であれば助言や等価交換による魔法の物品等の取り引きはしてくれるかも知れない……会う事が出来、且つ彼に認められれば、だが。
 魔法は学術系の魔法を得意とし、氷属性の龍の吐息の効果を上げる為に風属性の魔法を組み合わせる事も可能。
■眷族解説
 白銀龍を一回り小さくした様な外観の銀色の鱗を持つ西洋龍種。
 皆一様に勤勉且つ堅物。
 神話の時代の魔法に学術系魔法の手順を補助を組み合わせて使用する事が可能。
 また白銀龍と同様にある程度の風属性の魔法を使用する事も可能。


黄金龍
龍種:東洋型古代龍
属性:雷/地属性
体格:少なくともkm単位、全盛期ならば万里と称される程であった事も。
龍の吐息:無し
■解説
 ユーラシア大陸中央から東側を総べていた嘗てはこの(物語の)世界に於いて最大・最強の存在であった古代龍、地域に由っては黄龍とも呼ばれていた事も。
 四聖獣と云う独自の配下を擁し、地域に由っては黄金龍を見る(数q謁を許される)事がその地域での王権の正統性を示すとされていた程。

 しかし、この(物語の)世界の第二次世界大戦後の歴史の中で、かの文化大革命による歴史や知識の断絶や二十世紀末頃からの急激な経済成長に伴う環境破壊と汚染、そしてそれらに伴う人心の乱れによる荒廃により急速に力を失い、その巨躯も朽ち果てていった。
 遂には碧玉龍の咆哮による(神話の時代の)魔法と幻想の(棲み分けを前提とした帰還宣言の際にも目を醒ます事は無かった。
 そして現時点では完全に死を迎えた、若しくは復活するとしても千年単位とも最低一万年以上は必要と都市伝説の中で伝わるのみとなっている。
 但し僅かに残された力と良心が切り離され、四聖獣と共に日本に避難していると云う説もある。
 性格は全盛期の頃は“俺の物は俺の物、お前の物も俺の物”を地で行く様になっており、別項目で記述している幻想祖龍でさえ持て余した程。
 但し、四聖獣に対してだけはとことん優しかったらしい。
 魔法は雷属性と地属性の二刀流。
 地殻・天候操作系と併せて全盛期であれば翠玉龍と金剛石龍の良いとこ取りという反則っぷりであった。
 また回復・治癒魔法にも長けており、全盛期には人を仙人に迄引き上げる事さえ可能だったと云う。

[*前へ][次へ#]

あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!