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「隻眼ヲ級の証言／Emily's Report」シリーズ設定集 次世代強化服：FAPAS-302JL 第二世代のMサイズ強化服であるFAPAS-302を改修して機体各部に追加装備用マウントラッチを追加、背部に左右一対の追加ブースターユニットと下脚部脹ら脛外側に左右一対の旋回可動式ジェット推進器を装備した（この物語の世界）初の海上戦闘対応型次世代強化服。 実際には超低空飛行に近く、初の実戦投入時には頻繁に交代、推進剤や燃料の補充を行わなければならないというJL（ジェットリフター）とは名ばかりな代物であった。 それでも（敵対的）深海棲艦を艦娘や非常に高価なイージス艦用装備に頼る事無く撃破した意味合いは大きく、人間と艦娘の間に有った格差を（ある程度）是正する事に成功した記念碑的存在としてこの物語の世界の強化服開発史に名を残す事となる。 ■バリエーション FAPAS（PS）-M302 都市型研究施設職員時代のファイテック・アーマースミス社の社員達が開発に成功したMサイズ次世代強化服。 Sサイズ強化服をインナーアーマーとして使用するSサイズ強化服の追加装備として開発され、武装は現代歩兵用火器をそのまま大型化した延長線上の物のみでは有るが、それでもこの時点で重巡洋艦娘並の防御力を得る事に成功している。 開発者達（後のファイテック・アーマースミス社の社員達）の趣味から日本の（半生体）強化外骨格アニメの主人公側が開発した地球製強化服を思わせるヒロイックな外観となった。 FAPAS-M302A1 “エンタープライズβ”着任を巡るイザコザを切っ掛けに都市型研究施設を退職した現ファイテック・アーマースミス社の社員達が手掛けた改修型。 両肩に開閉展開式のビーム砲を搭載、遂に火力でも重巡洋艦娘並の綜合火力を手に入れるが、一機辺りの改修コストは倍近くにはね上がってしまった。 後にその肩部アーマーはA2型への改修時に開閉展開式汎用ケース／兵装ラッチに改められ、ビーム砲はオプション化されている。 FAPAS-M302A2JL2 “熱風会”が反社会的非合法組織に認定された頃に完成した旋回可動式ジェット推進器の代わりに腰部背面に日本軽巡洋艦娘の背部艤装を参考にしたジェット推進器を装備した後期型。 対潜爆雷等の一部艦娘用装備が装備可能なそれはかなり長時間の水上浮揚が可能となっており、永らく近代改修を施されながら使われ続ける事になる。 が、当のファイテック・アーマースミス社の担当は未だに格好悪いを連発している事から開発自体には決して乗り気ではなかった模様。 FAPAS-M302A3A 第二世代Mサイズ強化服FAPAS-M302にA2JL用の背部追加ブースター一式を装備した高機動突撃仕様。 余計な装備を外した事から却って機動力と運動性が向上しており、地上では（同程度の練度なら）艦娘さえも圧倒する程。 専用武装として銃身に力場を展開するタイプの大型ビーム剣として斬撃を行う事も可能なビームライフルを使用する事が可能だが、Mサイズ強化服用の各種実弾火器類や実体近接装備も問題無く使用する事が可能。 FAPAS-M302A3HL FAPAS-M302A3の下脚部を旋回可動式ジェット推進器を固定一体化させ、脹ら脛下部にもジェット推進器を追加した物に変更した陸戦仕様。 背部には左右一つずつ各種大型兵装を装備させる事が可能でホバリング移動と歩行を使い分ける事で重武装と機動力のある程度の両立を達成、綜合火力だけなら遂に戦艦娘とやりあえる迄に至っている。 後の時代には肩部開閉展開式汎用ケース／兵装ラッチ用のオプションとして重力防壁発生器も搭載しての運用も可能となり、歩兵達の“防壁”の役割もこなせる様になっている。 ［次へ#］  |