「隻眼ヲ級の証言／Emily's Report」シリーズ設定集

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隻眼ヲ級（分霊）の証言／Emily's Report：深海棲艦活性化に伴う赤潮化について

※：この項目の記述は基本的にこの物語の中での物ですが、様々な艦これの二次創作の存在を可能な限り肯定した上で記述させていただいた事を予めご了承願います。

　基本的に深海棲艦の活発化に伴う赤潮化はその海域の生態系を破壊するとされているが、発生した時点で該当海域は乱獲等で既に生態系や環境が破壊されているのが半分以上の様だ。

　赤潮化自体は一定期間放って置けば深海棲艦の怨念の力と該当海域内にいる人の命と魂を対価に海の生態系は回復される、そんな感じの固有結界を象徴する現象、らしい。
　尚、一部の陰陽道や魔術系の方法で艦載機を運用する艦娘達によると、そういう効果の結界は存在するとの事。

　但し、この固有結界は一応の対策は幾つか有るらしく、その中でも最も有効なのが、

　「一定のルールに基づいて戦い、深海棲艦の怨念を昇華させる事で慰霊とその際のエネルギーを人の命と魂の代わりとし、かの対戦至る迄に沈んだ艦船とその乗組員達の魂と人の身勝手により破壊された海洋生態系の魂の鎮魂も行う。」

　という物で、日本はその事に世界で一番早く気付いた（と云うより感付いた）、とは情報提供者。

　・その際に最も効果的なのは深海棲艦に近い存在、即ち第二次世界大戦時の艦船に由来する霊的な物を含めた力を持った存在が互いに持てる力を駆使して命を掛けて真っ向勝負する事。
・それを行うに最も適した存在が深海棲艦を解析して産み出された艤装を身に纏って戦う巫女、艦娘である。

　との事。

　因みに以上の内容は情報提供者が情報提供者なので嘘だと云う意見が有ると思われるが、深海棲艦の出現依頼赤潮化が発生する程の大規模作戦は数多く行われており、もし上記の内容が偽りであるのならば取り返した所で最早海洋生態系や水産資源は世界的に壊滅している筈である。
　しかし、実際には大規模作戦に因って沈静化した直後でも海洋生態系や水産資源の漁獲高は維持或いは減少している物の未だ漁が可能な状態に留まっており、該当海域内の島々や国の人々は変わらずに生活している。
　中には却って海洋生態系が回復した例も人間側から報告されている。

　従って情報提供者の話も鵜呑みは危険である物の、強ち嘘では無い物と思われる。

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