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comune schiena
8

ビアンキと遭遇してからしばらく、ハルとランボはまだ泣き続けていた。
とりあえず二人が泣き止むまではと、5人は洞窟の中でじっとしていた。


それから数十分ほど経ちハル達がようやく落ち着きを取り戻した頃、今度は何かの足音が反響して聞こえてきた。

「足音…?」
「はひ!まだ他にどなたかいるんですか!?」
「……見てくるわ。危ないから貴女たちは此処に居なさい」

此方に近づいてくる気配にあこ達の間に緊迫した空気が流れる。
ビアンキは、真剣な顔で足音の方向へと歩いていった。

「び、ビアンキさん大丈夫でしょうか…?」
「さぁ…」

ーーー『ギャアアアア!!!!』

「!!」
「ぴえッ」
「*¢£!!?」
「な、なんなんですか!今の悲鳴!?」
「(…獄寺の声だ)
ハルちゃん、行ってみようか?」
「はッはい!」


突然聞こえた悲鳴にびくりとした4人は、叫び声が聞こえた方へと歩いて行った。


「くくくく熊さんだったら、どうしましょう!ビアンキさんがッ!)
「熊くらいなら大丈夫じゃない?」
「そんな根拠何処にあるんですか?!)」
「だって……ねぇ?
(――私から言わせてみれば、もしそうなら


熊の方が御愁傷様としか…)」



そしてあこ達はこれから先、あまり体験したくない事を身を以って体験するに事になる。
.

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