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comune schiena
7
―あこ視点


『わざと会わせたぁぁ!?』
『そうだぞ』
『―!―!…』

リボーンから連絡が来たので、昨日言われた通りアズミと二人で屋上に続く階段を昇っていると扉の向こうからツナの会話が聞こえてきた。


「来たな」
「皆ボッロボロだね。痛そ〜」
「藤岡と如月!」
「なっ!?」
「よっ!どうしたんだ?」

ツナ達はあちこちに傷を負っていて、かなり痛々しかった。
突然の私達の登場に皆驚いている。

「リボーンに言われた通り、救急セット届けに来ただけ」
「早く手当てしとけよー」

3人の前に湿布や包帯などを並べていく。

「あ、ありがとう!」
「…チッ」
「サンキュー!」
「ちょっと獄寺ぁぁああ!!お礼の一つも言えないのか!!」

舌打ちした獄寺にアズミが怒鳴った。

「ケッ。へいへい……どーも」
「ふむ。まあ妥協点かな。許す」
「なんでテメーは上から目線なんだよ」

渋々言う獄寺にアズミは少し満足したようだ。

「それで、雲雀さんはどうだった?」
「恐いなんてもんじゃないよ!」
「あいつは将来必ず役に立つぞ」
「だーかーらぁー!」
「ツナ、ファイト」
「うぅ…」

ツナの必死の訴えが通る事は無かった。

「あーあ。……後で雲雀さんに呼ばれたらどうしよう」
「あこちゃんなら大丈夫!仲が良いんだからっ」
「いや、別に仲が良い訳じゃないし…」
「(如月って何者ー!!?)」

.




煙が晴れ応接室には雲雀だけが残っていた。

「あの赤ん坊…また会いたいな」

(あの小さい体で簡単に僕の攻撃を受け止めるなんてね…)


雲雀の楽しそうな声が応接室に響く。

「(そういえば、前にあこから赤ん坊の話を少し聞いた気がする。
あの時は気にも止めなかったけど…)

今度会ったときにでも聞いてみようかな」



これで雲雀と綱吉達の初接触は幕を閉じた


end.

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あきゅろす。
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