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comune schiena
3 chapter 2


ついに始まった持田とツナの決闘。
1ーAの教室には殆ど生徒がいない。

「あこちゃ〜ん、見に行かないの?」
「んん……、行く」
「あれだけ教室の中うるさかったのに、よく寝れたよねー」

机に突っ伏して寝ていたあこは、アズミにしばらく身体を揺すられてようやく頭を上げた。

決闘があるという体育館着いた時には、既に勝負は着いた後だったようで、生徒たちの歓声が上がっていた。

「あ゙〜!!!あこちゃんがなかなか起きてくれないから、間に合わなかったじゃん」

アズミが残念そうに言った。

「ごめんって。あ……、アズミあそこ」
「何?…あ!リボーンだっ」

体育館の2階の所にリボーンが見えた。

「すげーっ!!想像以上に小さい」

かわいい!などと色々騒いでいるアズミをそのままに、あこはツナと京子のやり取りの方へ目を戻した。


「……うぁっ!?や、やばい!!」

リボーンを見ていたアズミが突然あたふたと焦り出した。

「?どうかしたのアズミ」
「い、今……リボーンと……目、合った…かも」
「……………。Σはぁ!!???」
「あこちゃん、どうしよう」
「うーん……。――頑張って?」
「もう少し協力的になってよ!」
「私にあんまり被害が来なければ別に……」
「ちょおおおっと自己中心的すぎませんかねぇ?あこさん」
「リボーンから逃げるのはまず不可能だし、興味を持たれないようにすれば良いんじゃない?」
「う、うーん」
「あくまで普通の生徒を装って、不自然がないようにするでしょ?それから…」
「うん」
「………私にとうぶん近付かないでね?」
「うn……ってちょっと待って!?!?
それは流石にないでしょ。俺本気で泣いちゃうよ?
何さらっと酷い事言ってんの!?」

「え?何か言いました?藤岡さん」
「えぇ!?本気??見捨てないでえええー」
「嘘だよ☆」
「いやいやいや、あこちゃん今真顔だったから。全く嘘に聞こえなかったから!」


アズミが顔面蒼白で詰め寄るが、あこは非情に突き放すのを止める訳がなかった。
この時すでに話が脱線している事に二人が気付くことはなかったいない。


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