Seasonable silence before the tornade 放課後、進たちは仲良く土手へ向かう。毎日の日課だ。 「そろそろテストの時期だろ??」 「そうだね。もうそんなに時間無いな」 誰にとっても嫌なテスト。 紅にとっては越してきて初めてのテストだ。 「成績はどうなの?デキル?デキナイ?」 紅は進の顔を覗きこんで訊いた。 「ソレ、本人に聞くか?誰かに聞きなよ」 「え〜教えてくれたっていいだろ」 「俺からは教えないからな!」 聞けば他愛もない、ただのカップルの会話である。 [*Back][Next#] [戻る] |