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Seasonable
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「氷追」


担任は進を呼ぶが、当の進は紅を膝に乗せたまま自分たちの世界に入っている。


「なんだなんだ。いちゃついてんじゃないよー。
それは俺への当てつけか?
はい次は日高………ってまぁ居るな。...」


担任はブツブツ文句をいいながらも続ける。
もちろんさっきの言葉も彼らには届いていない。


その後の授業にも力が入らず、もちろんグループの会議も上の空。
だが、この前と決定的に違う事が1つある。
ボーッとではなく、幸せそうなことだ。


「進さん、むちゃくちゃ幸せそうですね」


進がこの状況で円滑に会議が進むわけもない。
そんな中ふと一人がそう零すと、


『あぁ…』


全員が声をそろえた。
ため息のタイミングまで一緒だ。
津村も山辺ももう何も言わずに黙っているだけだ。

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