[通常モード] [URL送信]

Seasonable
2


「どこにいると思う?」


後から追ってきた津村と山辺に聞く。
一応、いつもアイツらがいそうな場所に来てみたが、そこには誰もいなかった。


「さぁな。奴らがどこにいるかまでは……」


すると……


「ボスに御用ですか?」


と一年と思しき少年が声をかけてきた。


「あっ!申し遅れました。
 僕は、"元"竪巻グループの一年です。」


「そうか。"元"な。
お前らはそれをすんなり受け入れたのか………」

と進が呟く。


「僕は一年ですし、第一竪巻さんに何があるってわけでもないんで、
特別何も感じませんでした」


薄情な奴だな、と津村が呟き、そして、山辺が言った。


「君たちの新しいボスに逢いたいんだ。
連れて行ってくれるかな?」

[*Back][Next#]

7/19ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!