[通常モード] [URL送信]

Seasonable
the Sun appeared


少年は太陽に出逢った。


一目見た瞬間に全てを吸い込まれそうな…
神々しさを感じた。


それは夕暮れ。


沈みゆく陽に負けない、
それどころか陽を受けてなお輝く、
黄金色の髪をしていた。


"太陽"は少年の気配に気づくと、
ゆっくり振り返り、
そして微笑んだように見えた。


少年は
その余りにまぶしい光景に眼を焼き、俯いた。


しばらくして
もう一度あの輝きを浴びようと上を向くと


そこに"太陽"は無かった。


広がるのは、光を失くし
力をつけはじめた"闇"だった。

[*Back][Next#]

2/5ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!