Seasonable the Sun appeared 少年は太陽に出逢った。 一目見た瞬間に全てを吸い込まれそうな… 神々しさを感じた。 それは夕暮れ。 沈みゆく陽に負けない、 それどころか陽を受けてなお輝く、 黄金色の髪をしていた。 "太陽"は少年の気配に気づくと、 ゆっくり振り返り、 そして微笑んだように見えた。 少年は その余りにまぶしい光景に眼を焼き、俯いた。 しばらくして もう一度あの輝きを浴びようと上を向くと そこに"太陽"は無かった。 広がるのは、光を失くし 力をつけはじめた"闇"だった。 [*Back][Next#] [戻る] |