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私立水晶華学園



「誰がお前のだって…(怒)」


俺がそんなことを考えていると、今度は霄が低い声で怒気をあらわにしつつ言った。

普段ゆっくり話す分、キレると口の悪さも、話すスピードも二割増しだ。

二人とも何をそんなに怒ってるんだろうか。
謎だ…

そんな事より…俺は睨み合っている二人をほっとく事にし、再び意識を力さんに向けた。


「だから、何で俺なんだ…」

「私の楽しい学園を見て欲しくて☆」

「嘘だな。」

「チッ!(変なとこ鋭いんだから!!!)」


今、舌打ちした…
笑顔で舌打ち…ある意味凄い。でも、どうしてこんな半端な時期に急に…
少し気になるな。


俺が考え込んでいると、力さんは椅子から立ち上がり窓に近いて行った。
そして、曇り空を見つめたまま…面倒臭そうにため息をついた。


「力さん?」


突然の力さんの行動に訝しげにそう問い掛けると。
やがて、ポツリと俺がよく知る名を呟いた。


「………澪が……………」


「澪が!?どうしたんだ、まさか!!!」


突然の大声に雷と霄がびっくりした様子で俺を見てくるのが分かったが、今の俺は、それどころじゃなかった。




[before??][after!!]

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あきゅろす。
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