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私立水晶華学園



卯埀先輩の説明によると、色は各自こうなっているらしい。



Sクラス→ゴールド
A〜Eクラス→シルバー
Fクラス→ブラック

だそうだ。


さらに、異名持ちはそのカードに花が描かれているそうだ。


ちなみに、異名持ちの『異名』は、春夏秋冬四季折々の花からくるらしい。


それを決めるのは代々、生徒会会長の役目だそうだ。
つまり、会長が認めた者しか貰えない称号ってわけだ。

卯埀先輩はとても可愛らしい。だから、俺としては、先輩にも異名があるのではと思った。

しかし、卯埀先輩には異名がないらしい。
それというのも、先輩の家柄に問題があったからだそうだ。

『家柄だけならCクラスのはずだった』

少しの躊躇いの後、そう言って先輩は真っ直ぐ俺を見上げた。


俺は表情を緩めて、直ぐさまこう返した。

『家柄なんて関係ありませんよ。卯埀先輩は、俺が尊敬する先輩です』


『!?…ありがとう』

そう言って笑った先輩は太陽のようだった。



その後、卯埀先輩がまたバランスを崩して(?)、俺に覆い被さってきたり、それに雷と霄が怒りだしたりと、また一悶着あったのだが…



















現在は自分の部屋の中にいる。部屋にたどり着き、少ない荷物を片付けていく。

なぜか、買った覚えはないはずなのに、やたらと服やアクセサリーがあった。

考えるまでもなく力さんの仕業だろう…。


最後の一枚の服をクローゼットに入れて片付けは終了。


雷と霄がこっちに来るまで、後十分。
片付け終わった俺は、二人のためにお茶を入れながら待っていた。


コンコン

ドアをノックする音が聞こえた。
俺は「はい!」っと返事をし、ドアを開けた。

[before??][after!!]

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あきゅろす。
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