私立水晶華学園
6
「ほのぼのしてるとこ悪いが、そろそろ学園の説明を始めるぞ」
俺達三人の間に割って入ってきた力さんによって俺は引き戻された。
「悪い、力さん話しを戻してくれ」
「雫は悪くないぞ。まぁ、とりあえず校舎内の説明をしておく。
1F警備室
2F職員室と応接室
3F一年A〜Eクラス
4F二年A〜Eクラス
5F三年A〜Eクラス
6F各学年のSクラス
7F食堂とカフェテリア
8FSクラス専用カフェ
9F生徒会室
10F校長室
そして、北館は各学年のFクラスになっている。校舎はそんなものだ。
後は中庭、体育館、武道館や部活用の場所だ。
なんか質問あるか?」
そういって俺達を見渡した。
「SクラスとFクラスはなんで他のクラスとは違う場所にあるんだ?」
俺は座っていたふかふかの椅子から少し身をのりだしてそう聞いた。
「その二クラスは特別なんです。……善くも悪くもね」
そう言った曉さんの表情はどこか暗かった。
「Sクラスは家柄、成績、容姿の上位三十名以内のクラスだ。このクラスに入るには、家柄、成績、容姿がある一定基準を満たさないと入れない。年によっては十名足らずしかいない時もある。
そしてFクラス、通称問題児クラスと呼ばれている。このクラスには確かに多少問題がある生徒がいるが、ほとんどが、家柄、成績、容姿の総合点の低い者だ。
といっても、学園に入るに当たって、この三点で審査をするから、一般より低い者は確実に入れない。
他の学校で金持ちでも此処では、小金持ちでしかないし、成績も一番低いのでも難関私立並だ、それに、一般的には普通の顔でも、此処では不細工とされるんだ。」
…それを聞いた俺はあ然とした。そんなふざけた学校があるのかということと、もう一つ。
[before??][after!!]
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