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サンダーロード
僕の果て サンダーロード
あなたの彼方 サンダーロード
そうなんだろ サンダーロード
他に道は ないんだろ
―サンダーロード―
わからない。し、わかってくれない。
世の中に拒絶されてしまったような夜。
孤独で死にそうになる。
「フラン・・・っ」
流れる血は赤く、溢れる吐息は白く。
自分自身の声が胸に深く突き刺さる。
伸ばした手にはあなたの手を。
さあ 手に ほら 手を。
何よりもあなたといた証拠が欲しい。
そう心から思う。
思い出とか素晴らしさとかじゃなくて。
あなたと生きていた証拠が欲しい。
「フ、ラン・・・」
伸ばした手は冷たくなっていく。
この手にはあなたの手を。
さあ 手に ほら 手を。
ちゃんと愛していただろうか。
きっと愛していただろう。
ちゃんと愛されていただろうか。
きっと深く愛されていただろう。
わかった。し、わかってくれただろう。
伸ばした手は凍りついていく。
この手にはあなたの手を。
あなたの手には僕の手を。
さあ 手に ほら 手を。
かじかんだ手を温めて。
(end)
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