メイン 砂糖菓子の君※ 混ざり過ぎて何の白だかわかんない。 ―砂糖菓子の君― べちゃり。 「ちょっとー、いきなり何するんですかー」 「しししっ。何?ナイフのがよかったワケ?」 「・・・遠慮しまーす」 それにしても突然ものを投げつけるのはいい加減やめてほしい。 前はリモコン。その前はワイン瓶。さらにその前はオカマの香水を瓶ごと。 香水のときは臭くて死ぬかと思いましたよー。 しばらくオカマと同じ匂いがしてたんですもん。 「それにしてもベトベトしますー」 「生クリームたっぷりだから当然だろ」 そう、今回はデコレーションケーキを丸ごと投げつけられた。 あー、ほんとに気持ち悪い。 今日に限ってカエルを被ってなかったから髪までベットリ。 ずるり、と生クリームが頭の上からたれてくる。 「この堕王子が。何でこんなことするんですかねー」 そう言った瞬間。 視界がくるりと変わって、気付けばセンパイがミーをまたいで乗っかっている。 ぺろりと頬の生クリームを舐めとられてまさか、と思う。 「センパーイ、もしかして変なことしようと思ってるんじゃー・・・」 「ご名答♪」 やっぱりか。 「わかってんなら早えーじゃん」 「あっ、」 ぐっと足の付け根の間のものを押される。 片手ではシャツのボタンを器用に開けていく。 「ししっ。もう起ちかかってんじゃん」 「う・・あっ! ちが、ぃ・・・ますー・・・」 「ウソつけ」 「ぅ・・そじゃな、・・・ぁぅ・・」 「ココ・・・好きなんだろ?」 耳元で低く囁く。 センパイは、ミーが耳が弱いのを知っててそんなことをする人だ。 ちゅぅ、と胸の飾りに吸いつかれて脳が痺れるような錯覚におちいる。 「ぁんっ・・・」 「お前さっきあんっつたろ?かんわいー」 「ひゃぅ!?」 ぬるっとした感触に一層高い声が出る。 ミーの身体のまわりに散らばった生クリームを指ですくって、後ろの穴に塗り込んで来た。 それどころかいたるところに塗り始めた。 そして舐める、を繰り返す。 いつのまにズボンやらなんやらを脱がせたんだか。 「うっわー、お前のここヒクついてんだけど」 「ひゃあんっ!ゃ、言わな・・・でっ・・・」 ぐちゅり。 「ぁああっ!? ん、ん!ゃ、やらぁ・・・っ」 センパイの指がミーの中に入ってくる。 「何?もうイくのかよ」 前立腺ばかりを突かれてもう絶頂寸前だったフランは、ビクビクと震えて白濁を吐き出した。 「はぁ・・・っ、ぁ、らめぇ・・・!も、無理・・・」 「呂律回ってねーよバカ」 ぴり、とした感覚とともにセンパイのモノが中に入ってくる。 「ぅ・・・キツ・・・っ」 「ぁあんっ!ゃ、ぁ、ひゃぅうっ!」 ずんずんと無遠慮に中を突かれる。 「っおい・・・!もう・・・出すぞ・・・!」 「やっ!ああぁっ、ひ、ぅっ・・・ひゃぁああんっ!」 流れ込んでくる熱い液に身体が麻痺していく。 「はっ・・・ぁ・・・、ん、せん・・・ぱい・・・」 「っ・・・フラン・・・」 ごろん、と生クリームでベトベトの身体でベッドに寝転がる。 シーツも何もかもから甘い匂いがして頭がぼんやりする。 「たまにはケーキプレイもいいだろ?」 「・・・よくないですー」 そのまま目を閉じた。 翌朝にはクリームがさらに溶けて液化して二人を濡らしていた。 (end) [*前へ][次へ#] |