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誠鬼姫 〜椿〜
*



「「「「い、妹!?」」」」

驚いて身を乗り出す隊士らに入ってきた女性はにこりと笑いかけた。

ほう、と感嘆の息が漏れた。

しかし相変わらず無表情な山崎は、律義に隊士らの驚きの声に返事を返していた。


「はい。妹です。」

「どうも、兄がいつもお世話になってます。妹の山崎鈴と申します。」


すすす、と入ってきて山崎の隣に並ぶと鈴は笑ってしなやかに礼をした。


「いや…ご丁寧に、どうも…」

「あれ〜?土方さん、どうしたんですか?」

「うっせぇぞ、総司!」

「あはは!…僕は沖田総司といいます。そして、こちらは土方さんです。」

「土方歳三だ。」


悪戯っ子で、それでいて無邪気な笑みを浮かべる総司とこわもての土方。


「あ、ずっりぃ!土方さんたちだけ自己紹介すんなよな!俺は藤堂平助!」

「オレは原田左之助だ!」

「すまんね、なんかこいつらがっついてるみたいで…。俺は永倉新八。まぁ、仲良くしてやってよ。」

「」


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あきゅろす。
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