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そのた
古キョン




あいちゃんとのメールで生まれた古キョン



「キョンくん、キョンくん、」
いつもきもいが今日は普段の三割り増しできもい顔の古泉に手渡された一冊の本。
なんだ、これ?
「すごく面白いので読んでみて下さい!によによによに(ry」
…まじできもいな。
まあ、次の時間は自習だから読んでやってもいいなと思いつつ席に戻ると丁度授業開始のチャイムが鳴った。


なんだ、まんがか、とぱらぱら流し読みをしてみて自分の目を疑った。
『「ら、らめぇぇ!そんなにしたらこわれちゃうよぉ!」
「だめじゃないでしょう、キョンくん。もうこんなになってるじゃないですか。」
「…あっ、んっ…こい、ずみ…すき」』
「うわあああ!」
自習とは言えども授業中なのだが大声をだしてしまった俺は大☆注☆目
なんだこれは!
なんだこれは!
大切な事だから二度言ったぞ。
カバーをめくってみると、『R18 古泉がキョンを〈どぎゃーん☆〉な本』(キョンくんは脳内自主規制をかけたようです)。
こ い ず み !
ちくしょう、あとで半殺しだ。とか考えてこの授業はやり過ごした。


そして放課後部室にて。
「こ、い、ず、みー?」
「何ですか、キョンくん。ああ、あの古キョン本を読んで僕が恋しくなったんですね!キョン君…ハァハァ」
「寄るな、触るな、顔が近いんだよ!!」
ばきぃっ(キョンが古泉にぐーぱんち)
「キ、キョンくん、これは団長とその他ふたりが…」
「言い訳は聞かん。」
ばあん!
「あら、みんな早いわね。あっ、キョン、それどうだった?私たちの自信作なんだけど。」
ハルヒ、お前か!
「どうもこうもない!」
「有希が話を書いてみくるちゃんが絵を描いたのよ!私はそれを読んだわ!」
マイエンジェル・朝比奈さんと俺の娘な長門までとは!
「長門!お母さんはお前をそんな子に育てた覚えはありません!!」
「キョン君がお母さんなら、僕はさしずめお父さんといった所でしょうか」
「もうお前は黙ってろ!!」
「…そのまま裸エプロンプレイ。」
長門ォォォォ!
「おいー!」
「ナイスよ!有希、その熱い思いをみくるちゃんに伝えてきなさい。夏コミが楽しみね!」
「まったく、困ったものです(によによによに(ry)」
「お ま え は !」
「『お前』じゃなくて『あなた』って呼んでくださいはあはあ」
「よし、いっぺん死んでこい。」




はい、変態古泉と腐女子三人娘と不憫なキョンでした。
後半になるとどうしても会話文だらけになってしまうのは困った癖です。
ここまで読んでくださってありがとございました!


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