さんじゅうななびょう AM1:32 一回、二回、三回、 プルルル、プルルル、という電子音の後にはい、という声。 「…」 「綱吉?」 「あの、えと、」 「どうしたの?」 や、どうもしないんですけど、と言うと、もう何なの?咬み殺されたいの?と少し不機嫌な返事と呆れたような溜息がかえってきた。 「まあいいや。切るよ。」 「…はい。あの、おやすみなさい。」 「おやすみ。」 ぷつ、と切れた後にいつも後悔する。 どうもしないなんて真っ赤な嘘。 ほんとは、 大好きなあなたの声が聞きたかったんです。 (こんなこと、口が裂けても言えないけど。) それでもきっと今夜は良い夢が見られるだろう、そう思いながら携帯を握りしめたままそっと目を閉じた。 ひさびさの小説で甘めに挑戦しようとしたら爆発しかけた。 難しいですね! タイトルは雲雀と綱吉が繋がってた時間です。 調べるために実際に友達にしてみましたよ☆ ほんと迷惑さんっこつんっ☆ 11/9 |