その永遠に涙した
08
―ガシャン
と音をたてて背中がフェンスについた
「悪かったって!午後はちゃんと出るよ!な?」
「午後はちゃんと出んのか……じゃあ。」
よしっ!と思った矢先、魁はにやりと口角をあげて笑うと俺の口を自身ので塞いだ
「んっんんーーー!?!?!?」
魁の舌で口を割られ、俺の口内にぬめっとした生暖かいモノが侵入する
それは周到に俺の口内わ舐めまわす
歯列をなぞられ、舌を絡めとられる
俺はそれだけで頭がぼーってしてきた
「ふっ、んぅ……んん。」
貪るだけ貪った魁は、最後にチュッと触れるだけのキスを落とした
そして濡れた自分の唇をペロッと舐める
……様になりすぎてて恐いです
「ハァッハァッ……ッ、ここ…屋…上、だぞ……っ。」
長いキスで息も絶え絶えの俺は、肩を上下に揺らしながら言った
「関係ねぇよ。あぁ、そうそうお仕置忘れてたわ。」
「は……?これ、が…お仕置じゃ、ねぇの…?」
俺は訳分からん、といった心持ちで魁を見上げた
魁はデカくて、俺は……小さ、いから、自然と見上げるかたちになってしまうのだ
「んな生温いもんがお仕置な訳あるか。」
「じゃ、何…で、したんだ…よ。」
「可愛かったから。」
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