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そしてまた、恋をする
03
扉の隣には名前の書かれたプレートがある

浅葱衣緒
栗原凛

くりはら…りん?
なんか可愛い名前だな…おい

いきなり開けるのはさすがに失礼だよな…

俺はインターホンを押してみた

ピンポーン…

バタバタバタバタッガチャッ

勢い良く開けられたその扉から現われたのはリスでした

嘘です
リスみたいな可愛い男の子

「ルームメイトだよね!入って入って!!」
「お邪魔します…?」

自分の部屋なのにお邪魔しますは変だな、とか思いながら部屋に入った

まぁ…相変わらずといえば相変わらずだ

無駄に広い
機能的には嬉しいけど、別にここまで広くなくていいと思ったりしたり

「座って座ってー!今コーヒー淹れるね。ブラック?甘々?」
「ブラックで…。」
「おっけー!ちょっと待っててね〜!」

何やらテンションの高い奴だ…
お互い無関心が良かったな…
干渉されるのは好きじゃないし

「お待たせー!!」

コーヒーの入ったマグをテーブルの上に置き、俺の方を向いて座った

「初めまして!栗原凛(クリハラリン)です!宜しく!」
「浅葱衣緒です。宜しく。」
「じゃー衣緒!僕の事は凛って読んでね!」
「うん。」

そういえば時間…
一時から始業式だったはず
今は…十二時四十五分
そろそろ行こうかな

「あ!そろそろ時間だね。一緒に行こう!」
「ぇ…うん。」

一緒に…って
1人が良かった…ι
まぁいいか
でも、顔が良い奴と友達だと面倒なんだよな…
面倒事はなるべく避けたい











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