レンアイメイキュウ
キミのとなり
美音のお節介……。」
俺はボソッともう一度呟く
嘘、嬉しい
煌夜が側に居ると何故か安心する
本当はすごく、すごく嬉しい
「なんか、俺思考が女の子みたい……。」
側に居るだけで嬉しいとか
「紫空ー、出来たぞー。」
キッチンから出て来た煌夜は、お盆に小さな鍋をのせてやってきた
「ありがと、煌夜。」
「どーいたしまして。」
いつものお日様のような笑顔
あったかい
心……が、ぽかぽかする
「まぁお粥だし、俺でも簡単だったぜ。」
「ほんと?それじゃあ、頂きます。」
そう言うと、煌夜がふたを開けてくれた
………………。
「あの、煌夜?」
「ん?」
「これ、なんでニンニクが丸ごと入ってるの?」
「いや、スタミナって言ったらニンニクだろ?」
だからって丸ごとは入れないよ
今判明した
煌夜に料理させちゃいけない
俺はニンニクをよけて少しずつ食べ始めた
まぁ多少……いや、かなりニンニクの味がするけど、食べれなくはないし
何より、煌夜が作ってくれたから……
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