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レンアイメイキュウ
突き付けられる運命
「ほんと面白かったぁ!」

「喜んで貰えてよかったよ。」

映画を見終わり、ご飯を食べた俺達は駅前のお店をみてまわっていた。


「少し買いすぎ…かな?」

「いいんじゃないかな?どれも紫空に似合うんだから。」

俺の買った洋服の入った袋を見ながら言う。

少し買いすぎ…

まぁいいや
洋服は着るものだし
いくらあっても困らない


「あ、そうだ先輩。」

「ん?何?」

「駅前広場行ってみてもいいですか?」

「いいよ。何かあるの?」

「多分…。」





「うわぁ、すごい人だね。」

これが面白い事?



「はいカットーーーー!!!お疲れさん!じゃぁ少し休憩な。」

ドラマの撮影…?

って事は…

「ねぇ、紫空。あの人こっちこない?」

先輩の言葉で、俺は前を向くと

……やっぱり


「神凪君。来て頂けたんですね。」

「紫空知り合い?」

「市川さん…。」

そう
撮影の主は人気俳優の泉澄煌夜。

今日の面白い事ってのは自分の撮影か…

「神凪君、お知り合いですか?あぁ、それはそうと、これ煌夜からです。」

手紙…?

「家に帰って開けてくださいとの事ですよ。」

「はぁ…。ありがとうございます。」

それよりも…
さっきから先輩の顔つきが恐くなったのは気のせいか…?

「紫空、もう行こう。」

「わゎっ!先輩。」

腕をぐいっと引っ張られ、そのまま広場を後にした。



「誰だあいつ。」

「先輩と言ってましたよ。学校の先輩なんでしょう。」

「なんか嫌だ。」

「子供ですか、あなたは…。ハァ」

「まぁいいか。手紙渡せたし。」
「ハァー。」


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