レンアイメイキュウ
突き付けられる運命
ピピピピピッ
ん…9時……か
たしか約束は10時だったはず
ん?
「煌夜からメールだ…。」
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To:紫空
From:煌夜
Subject:メールさんきゅー!
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今日暇だったら、駅前の広場に来て見て。面白いもん見れるぜ!
それじゃ、またなっ
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今日…?
何かあんのか…?
まぁいいや、先輩が許してくれたら行こうかな
10時近くになり、俺は家を出て約束の場所へ向かった。
「紫空!」
名前を呼ばれて、振り返ってみるとそこには先輩の姿。
この人は青葉朔月(アオバ サツキ)先輩。俺の学校の生徒会長で、数少ない俺の友達。
「ごめん、待った?」
「いえ、平気です。」「じゃ、行こうか!」
「今日は何見るんですか?」
「ん?これだよ。見たかったんだ、ずっと。俺の我が儘に付き合ってもらってごめんね?」
「あ!俺もこれ見たかったんです。すごく嬉しいです!ありがとうございます。」
本当は映画とかどうでもよかった
ただ、先輩の誘いに断れなかっただけ
はぁ
怠い…
気分悪いし
あ、そうだ…
煌夜のメール
広場…行けるかな
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