レンアイメイキュウ
君の誕生日の日に
俺は家まで煌夜の車で送ってもらった。
「煌夜って運転できたんだ。」
「まーな。仕事の時は市川に任せてるけど。」
「あ、ここここ。」
「紫空…こんなデカい一軒家に1人で住んでるのか?」
「元々従兄弟の家なんだよ。」
「その従兄弟は…?」
「仕事で外国。年に2回くらいは帰ってくるけど。」
俺はそう言って車を降りた。
「これ。」
煌夜は窓から手を出し、何かメモみたいなのを渡してきた。
「俺の携帯のアドと番号。またご飯作ってよ、紫空。それに、友達…だろ?」
「うん。ありがと。」
「それじゃ、また今度な!」
「バイバイ、煌夜。」
行っちゃった
友達……か
俺は自然と笑みがこぼれた
「あ、メールきてる。」
先輩か…
そういえば明日映画見に行く約束だったな
そうだ、煌夜にメールするか
「送信…っと。もう寝よ…。」
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To:煌夜
From:紫空
Subject:おやすみ
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今日は送ってくれてありがと。
おやすみ。
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