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レンアイメイキュウ
君の誕生日の日に
ガチャッ

「お邪魔します。」

「どーぞ!」

やっぱり有名人だからなのか、高級そうなマンションだ

部屋広い、1人じゃ絶対寂しいよ…

「食べられない物は?」

「なし!なんでも平気だ!」

「じゃあオムライスにしようかな…材料あるし、ご飯あるし。」

「おっ!俺オムライス好きなんだよなー、ありがとな。紫空。」

別にたまたま好きな物が重なっただけなのに
お礼言われる程でもないよな




「おまたせ。」

テーブルにはオムライスののったお皿とサラダ、スープの3品が綺麗に並べられている。


「うまそー!!いただきます!」

「いただきます。」

こうして誰かと食べるのは半年ぶりくらいだ

「すっごい美味しいな!紫空。ほんと料理上手いよ!」

「…ありがと。」

「つか紫空。」

「何?」

「お前そんだけしか食べないのか?」

俺の目の前には、3品が少しずつのったお皿達。

「俺には充分だよ。」

元々少食だったうえに、病気が重なりさらに食べる量が減ったのだ。

「もっと食べねーと、でっかくなんねーぞ?」

「煌夜がでかすぎなんだよ。」

久しぶりの楽しい会話

こんなに笑ったのはあの日以来ない

あったかい





「それじゃ、送ってくよ。」

ご飯も食べ終わり、少し寛いでいた時煌夜が言った

「いいよ。朝早いんだろ?煌夜の仕事とかって。」

「気にしない気にしない!そんな事より、こんな暗闇の中紫空を1人で帰す方が心配!」

「……ありがと。」

お礼を言うと、煌夜は満足そうな笑顔を浮かべた

俺もつられて、頬を赤くした


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あきゅろす。
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