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レンアイメイキュウ
君の誕生日の日に
「あー俺さ、一応その……俳優なんだわ。だから、知ってるかなーて。」

だから仕事見学なんだ…
納得

「そうなんだ。ごめん、俺そっち系あんまり詳しくないんだ…。」

「全然!俺もまだまだだってしょーこ!それに、紫空みたいに媚び売らないで対等に見てくれる奴は好きだぜ?」

煌夜は…話してて楽しい

有名人だからって、媚び売るような奴は俺も大嫌いだ

煌夜の持ってる温かさをわけてくれる
だから車に乗ってても平気なのかも…


「着きましたよ。」

「紫空、降りるぞ。」

「うん。」




今は大きいビルの中

仕事…って事はここはスタジオ?
確かに綺麗な人が沢山居るし、煌夜もサングラスをかけないで堂々と歩いてる


「おはよーございまーす。」

「あ!煌夜君おはよー!」

「今日も頑張ってねー!」

「煌夜くーん!こっちこっち!」
あるスタジオに入って煌夜が挨拶をした途端、スタッフさんが一斉に喋り出した

すご……さすが
煌夜って有名な俳優なのかな

「今いきます!それじゃ市川、紫空よろしくな。紫空、仕事見ててくれよ!」

「はい。」

「うん。」

バイバイと手を振って、呼ばれた方へ走って行った

「そういえば、自己紹介がまだでしたね?私は煌夜のマネージャー兼世話役の市川神(イチカワ ジン)と申します。」

第一印象は……
真面目そうな人

にしても世話役って…

「初めまして、神凪紫空です。あの…世話役ってなんですか?」

「あぁ、それは小さい頃から煌夜様に世話役としてお仕えしていますので…名残です。ニコッ」

なるほど…

それより、何故だろう
市川さんの笑顔がもうその事について何も聞くなと言っているような……
あはは……恐いデス

「今日は何のお仕事なんですか?」

「雑誌の写真撮影ですよ。あ、立ってるのは辛いでしょうからそこの椅子座ってください。」

「ありがとうございます。」

「それより、神凪君。すみません煌夜が迷惑言って。いくら一人暮らしだからって夕食をごちそうになるなんて…」

「いえ。助けて貰って助かったので、お礼ですよ。それに、料理は好きなんで。」



「あ、撮影始まった。」

パシャパシャとスタジオにフラッシュ音とカメラマンの声が響く。

煌夜……カッコいい
なんていうか、自信に満ちた雰囲気

男の俺でも見ほれてしまう

周りのスタッフも、ほぅっとした顔で煌夜を見つめていた


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あきゅろす。
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