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私立輝月学園
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「ちょっと…族の方が大変な事になっててさ。そいつが色々とちょっかい出してくるみたいで……。」

「その幼馴染みか?」

「うん。それで…これは奏葵達になんだけど…もし巻き込んだらごめん…。あいつ、何するか分かんねぇから…。」

そしたら突然おでこに鈍い痛みが走った

で…でこピン…?

「なーに言ってんだ!今更俺達の仲だろ。それに、仲間の為なら大歓迎だ!」

奏葵はニカッと人懐っこい笑顔で笑った

「そうだよ!僕だって雪の為に何かできたらなって思ってるんだから!でも…やっぱり…僕等には力が無いから見守る事しか出来ないなって思って……。」

「っ、そんな事無いっ!俺は…心配されるのに慣れて無いっていうか…その…自分のせいで、誰かが傷付くのが恐いんだ…。」

そう言ったら、またでこピンされた…

今度は輝麗に…ι

「だからっ!そういう心配は僕等もいらないよ!僕達は雪の友達でしょう?もっと頼ってよ!」

頼る…

「そうそう。俺等はもっと雪に頼って欲しいぞ。」

「頼って…。」



「雪…?」

「グスッ…ヒック…ゥウ…ぃ…いの…?俺みたいな…ヒッ…化け…物がっ…グスッ…友達っで…頼っ…て、ぃい…のっ?」

俺は子供みたいに泣きじゃくりながら言った

「「「勿論!」」」

涙であまり見えなかったけど、そう言った時の3人はとても嬉しそうに笑っていたように見えた



きっと今日からぐっすり眠れる…


何故かは分らないけど

そんな気がした…


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