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私立輝月学園
仲間と…
「あ…もう朝か…。」

紺が出て行ってから、最初の朝を迎えた

勿論俺は眠れなかった

昼間は眠れるのに…どうして夜だけ…っ

「学校…行きたく無いな…。」

「ゆーき!朝だぞっ!」

また堂々と…
嫌、鍵をあげたのは俺だけどさ…

「あぁ、……あの…さ、奏葵。」

「ん?どうかしたか?」

「俺…今日学校休む…から。言っておいて…。」

今日は本当に行きたく無い

というか、奏葵達と…行きたく無いの…かも

「どこか具合悪いのか?」

「違う…けど。ちょっと…ね。」

お願いだから…
優しくしないで

愛想の無い態度をとる俺を嫌っていいんだ

いや…違うかな
最初から…友達なんて…

「雪?」

「なっ何…?」

「顔色良く無いけど大丈夫か?」

「まぁ…平気。」

「そっか。何か悩みとかあったら相談しろよな?なんでものるからな!」

どうして…
どうして君は…

「うん…。」

「そういや、旭海は?」

「!!学校…行けば分ると思う。…もう、1人にしてもらえる?」

「あ…うん。分った。じゃ、また夜な!お大事に!」

バタンッ

どうして君は…そんなに優しくするの…?

いつもと違う反応
いつもと違う気持ち

今までは、なんともなかったのに…
どうしてかな
心に穴が開いたみたいなこの気持ち

分らないよ…


プルルルルッ

「もしもし…千里?今から…ちょっといいか…?」


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あきゅろす。
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