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私立輝月学園
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まぁ、慎1人くらいなら負けないけど、他のメンバーにバラされると厄介だからな…

「まさかっ。只の下っ端だよ。理央とも親しくないし。」

「あと、幹部と総長と仲が良い。特にあの青龍は人にあまり懐きそうにないけど?それに、下っ端の君が何故青龍と白虎を探しに行ったの?この前のあれはそうだよね?普通他の幹部が行くハズだけど。」

「別に族に入る前から2人とは仲が良かったんだ。だから心配で…」

「それから、白虎の弟は君に助けを求めにきた。おかしいよね?下っ端の君をわざわざ尋ねてくるなんて。」

「それは家族ぐるみで仲が良かったから。優輝は俺と紺しか知らない、同じ族の奴を。」

ほんと痛いとこばっかついてきやがる

バラして脅すか…?

「それと、最初会った時。君は下っ端なのに完璧に気配を消していた。僕でも結構大変なのに。以上の事から、一つの結論に辿りついたよ。僕は別に他の奴にバラす気はない。だから正直に答えて欲しいんだ。」

そして、一呼吸おいて、慎先輩と俺の瞳が重なった

「雪は……月姫だよね?」

「ハァー。そうだよ。」

ここまで言われてさすがに隠せないよなぁ〜…ι

「やっぱり。久しぶりだね、月姫。それ変装?外してくれる?」

「はいはい。」

俺は鬘をとった

あらわになった銀色の髪

「これで満足?副総長さん。」

「クスクス。うん、満足かな。」

「で、仲間の敵とるわけ?受けてたつけど?」

「…何か勘違いしてない?別にあれはもう気にしてないし、元々こっちが悪かったんだから。」

「は?じゃぁなんで俺探してたんだよ。」

「そりゃぁ、もう一度会いたいから?」

会いたい!?
リンチじゃなかったのか!?

「なんで…。仮にもお前らの族ボコボコにしたんだぞ?」「そんなの、月姫に惚れたからに決ってるよ?」

ほ……?

今幻聴が……

「幻聴じゃないからね。」

なっ何で分ったんだ!?

「えっえすぱぁ?」

「顔に出てるよ。分かりやすいね、雪は。ニコッ」

うわー笑顔が眩しーい

きっとここの生徒はブッ倒れるだろーなー…

「じゃぁ、変装してる意味ない?」

「普通に惚れたって言葉無視したよね…?嫌、雪は絶対変装取っちゃ駄目だよ。特にあの万年発情期男には、ね?ニコッ」

うん、あれだ
さっきのは王子様スマイルってやつだ

今のは……悪の帝王の無言の圧力?
黒いの背負ってるしね、なんか

つか惚れたって別に憧れとかだろ?

…で、一番の問題は

「万年発情期男…?」

「あぁ、澪の事だよ。絶対にあの野郎の前で変装取っちゃ駄目だよ?いいね?」

「は…はぁ。」

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あきゅろす。
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