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私立輝月学園
テスト前に嵐あり!?
「キャーーーーーーー!!!!」

はい!この展開といえばっ!

イヤ嫌々!違う!断じて違うと思いたい!


「よぉ、オタク眼鏡。」

…はい。

「雪はオタク眼鏡じゃねぇっ。」

「紺、いいから。…会長さんが何の用ですか?それに今日はお1人なんですね。」

「敬語使うな、素で喋れよ。…とまぁ、今日はこの前の説教のお礼をな…ニヤッ。」

そういって口端をあげた

はっ…?お礼…?
何する気だこいつ…?

そう思った瞬間


チュッ


「キャーーーーーーー!!!!」
「海月様があんな眼鏡とっ!!」
「嘘っ!僕の方が断然可愛いのに!!」
「離れろ眼鏡オタク!!」


く…唇に柔らかい感触が…

っじゃなくてっ!!!


「何するんですか、会長。」

「お礼だお礼。」

「こんなお礼要りません。」

「ありがたく受け取っておけ。」

ちっ!
わざとか…こいつ
これで親衛隊がまた本格的に動き出すな…

たくっ面倒だ!
平穏な日々を返せっ!

「またな、月城。」


するだけして颯爽と帰んなや

会長の周りは可愛い男の子…達で囲まれていた


俺はというと…


あぁ〜うん。諦めが肝心だよ
諦めが

こうなったらとことん受けてたとうじゃねぇか
面倒とか言ってる場合じゃねぇな

「…雪。」

「ん?…ふっ!?」

紺に呼ばれて振り向けば…
又もや唇に柔らかい感触…

ってえぇぇぇぇぇ!!!

「こっ紺!?何してっ…!」

「消毒。」

ペロリと濡れた自分の唇を舐める様は……エロい

バタッバタッってそれを見た周りの生徒が倒れていた

「消毒って…別にいいし…。いきなりキスすんなよ。驚くだろ。」

「族時代は普通だっただろ。」

「今は学校だろ…。」

族の時ではキスが挨拶がわりになっていた
まぁ幹部限定だけど…

「大丈夫?雪。」

「ん?へーきへーき。」

輝麗は多分親衛隊の事を言ってるんだろう
さっき会長にキスされたから、さらに酷くなることを心配してくれてる

「俺喧嘩強いし。そこらへんの男にゃ負けねぇって。」

こう見えても、族の中じゃ一番強かったんだからな!

「でも、親衛隊ってえげつねぇ事するからな…。」

「雪…心配。」

「平気だって。そんぐらいじゃへこたれないから。っとそろそろ行かないと間に合わないぜ。」


うん、大丈夫。

あれに比べれば生易しいもんだよ

自分のせいで誰かが傷付く事はない…
だから…大丈夫

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