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私立輝月学園
復活!
やっと熱下がりました…

ということで今日は登校日

「雪ー、食堂行こーぜ!」

「おはよー奏葵。行こー。」

朝から元気だなぁ、奏葵は

つかスペアキーあげたからっていきなり入ってきたら少しは驚くって…

まぁだいたい気配で分るけど

「紺、行くぞっ。」

「嗚呼。今行く。」

今日は久々に朝から食堂!

何食べよっかなー

**********

うん、あれだ

いつもながら視線痛いって

いや、慣れたけどさ
慣れたけどね…

「またあのオタクじゃん!!」
「何皆様に近付いてんだよ!」
「自分の顔鏡で見たらー?」
「キモオタクっ!!」


「今日という今日は潰す…。」

「紺、みっともないからやめろって。」

「ほんと何様?あいつら。」

「輝麗も黒いから。ね、黒いから。」

ハァー、ぶちキレ寸前の紺に真っ黒いオーラ炸裂の輝麗は威圧感あるんですけど…

「席ここにしよーぜ、な?」

渋々諦めてくれたよ…

面倒事お越したくねぇ…

生徒会と関わらなきゃいけないとか生き地獄!!


皆それぞれ注文をし終えて、運ばれてくるのを待ってる時輝麗が口を開いた

「そういえば、もうすぐ中間テストだね〜。」

「俺ほんとヤバイって…。あぁ〜どうしよ…。」

「へ〜、知らなかった。テストあんのか。」

「そりゃぁね。でも、編入試験満点だったんだから雪には楽勝じゃないかな?」

「いいなぁ〜雪。頭分けろー!」

まぁこれといって勉強する事もないか…
範囲だけ確認しとけばいいや


あの事件?から3日はすぎているというのに、奏葵達は未だに俺に何も聞いてこない
何処に行ってただとか、何してたんだとか、気になる事沢山あるはずなのに…

多分…俺から話すのを待ってくれてるんだと思う
俺としては嬉しいけど、皆には悪い…

まだ…話せる勇気がないから

必然的に、彩と俺の過去を話さないといけなくなる

もう何年もたったのに、誰にも話せずにいる…

このままじゃいけないって分ってるのに、頭では分ってても行動に移せない…

いつか…いつかは絶対話すから、それまで待っててくれるかな…


「――きっ!雪っ!」

「ぅわっ!わっ悪い…。何…?」

「大丈夫かー?上の空だったけど。」

「あっあぁ。大丈夫大丈夫!で、何の話し…?」

「文化祭だよ。テスト終わったらすぐ準備期間に入るんだ。今年は何やるのかな〜なんにしろ、雪と旭海が居るから、今年はもっと楽しみだよ!」

うっ嬉しいじゃないかこらー(口癖…?)

文化祭か…初めてだし、奏葵達とできるなんて数倍楽しみだな〜

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あきゅろす。
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