私立輝月学園
生徒会のとある休日
side:澪
「星、月姫の情報はどうだ。」
「特に何も。それより会長、きちんと仕事してください。」
「そーだょお!澪のせいで休日にまで僕達仕事してるんだからー!」
「ほんと、自分の仕事は自分で期限内に片付けて欲しいよね。」
「面倒くさい。」
未だに月姫の情報は何もない。
苛々する…っ!
何処に居るんだ…
せめてもう一度会いたい…
「そういえば、月城雪が族ってのは意外だったな。」
「確かにそうですね。あまり運動は得意じゃなさそうでしたし。」
「たしかにー。」
「そう?いいじゃない、面白くて。クス」
「ハァー、中間終わったら文化祭か…面倒くせぇな。」
「さぼんないでね。ニコッ」
「……嗚呼。」
「しーんー!そろそろお茶しようよー!」
「そうだね、淹れてくるよ。」
そう言って慎は給湯室に向かった
「…星。慎にバレないように月城雪を調べろ。」
「…いいんですか?」
「調べておけよ。」
「ハァー。分りました。」
少し興味がわいた
あんななりで族に入ってるなんて、何かある
しかも、あの青龍があそこまで懐いてるんだ
おもしれぇじゃねぇか、月城雪
何者なのか暴いてやるよ、ククッ
それから、この前の食堂での説教のお礼もしなくちゃなぁ?
楽しみだ…フッ
「何ニヤニヤしてー!れい気持ち悪ーい。」
「同感。」
「あ?黙ってろ。」
そうして、生徒会の休日は過ぎていくのであった…
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