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私立輝月学園
18
>「雪に対してそんな奴って・・・。怒るよ?澪。」

「はいはい。悪かったって。」

誰だ?こいつ。

「お前名前は?」

偉そうでやな奴だ。
でも、こいつは『紅』の幹部の奴だし、見つかったら面倒だ。

俺はそいつに従った。

「転入生の月城雪です。」

「へぇ、雪・・・ね。俺はここの生徒会長、海月澪(アマヅキ レイ)だ。」

今コイツ、なんて言った・・・?
生徒会長・・・ってはぁぁぁ!?
コイツ『紅』の総長・・・レイ・・・か。

つか、背高すぎだろ。
しかも、顔カッコイイし・・・。
ここの生徒会は美形ばっかなのか!?

「澪、雪に手出したら許さないよ?」

「俺はもっと綺麗な奴が好みだ。お前も知ってんだろ?」

「ねぇねぇっ!甘いもの好き?」

俺の目の前には可愛いくて、小さい人。

「いや、甘い物はあまり・・・。」

「えーー!!なんでっ?あんなに美味しいのにっ。」

小さくて可愛い人は、甘い物好きらしい・・・。

つか、いきなりなんで甘い物の話題?

「郁。人には好き嫌いがあるものです。」

冷静にピシャリと、近くに居た真面目そうな先輩?が小さくて可愛い人に向かって言った。

「すみません、月城君。いきなり郁が・・・。」

「いえ、別に平気です。特に何も被害なかったですから。」

「郁、まずは自己紹介をしてください。」

「うぅ〜。・・・僕は生徒会書記の蒼舞郁(アズマ イク)。甘い物大好き!これでも3年です。よろしくねっ!」

この小さくて可愛い人が3年?

「俺は生徒会会計の、出雲星(イズミ セイ)、2年です。よろしく。」

「えと・・・よろしくお願いします。」

って、ちょっとまてよ…
生徒会=紅の幹部
ここにいる人達=紅の幹部
……幹部幹部幹部幹部。

っておぃぃぃぃぃぃ!!!!!
何気に俺もう会っちゃったじゃねぇか全員!!

ヤバイだろ。どんくらいヤバイかっていったら、まぢヤバイ。
……なんて馬鹿いうほどヤバイです…。


「それじゃ、僕達この後用事あるから。またねっ、雪。」

「ばいば〜い!」

「それでわ。」

なんていうか…まだ学校通ってないのに疲れたっす。

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