私立輝月学園
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そんな事を4人・・・いや、要は喋らないから3人か?で話していた時、耳を塞ぎたくなるような(・・・ていうか耳塞ぐって普通)さっきよりも数倍大きい歓声が食堂に響きわたった。
「キャーーーーーーー!!!!!!!!!」
「生徒会の皆様だーーー!!!」
「今日食堂来てよかったぁ!!」
「会長ーーーー!!!!」
「琥柳様ーーーーー!!!!!」
「郁くーーーーーん!!!!!!」
「星さまぁーーーーー!!!!」
「なっ何!?」
「あー、生徒会じゃん。しかも滅多に来ない会長まで。」
「皆・・・・・・。」
あ、要喋った・・・じゃなくて!!
ヤバイヤバイ!!
何全員揃っちゃってんの!?
・・・気のせいでしょうか。
こっちに向かって来るのは・・・
イヤイヤ!気のせいじゃないって!!
なんでこっち来るんだよこのヤロウ!!
俺は、生徒会に対して背中を向けるように座っていたが、人の気配でこっちに向かってくるのが分かった。
「雪みーーーっけ!」
ビクッ!!
「あはは、ビクッってなってる。かわいい。」
後ろから手を回され、抱きしめられた。
「慎先輩・・・目立つのでやめてください。」
「ダメ。」
「・・・雪、琥柳先輩の事、名前で呼んでんのか!?つか、知り合い!?」
「ただの先輩。道案内してもらっただけ。」
つか早く離せっ!腕!
「クスクス。雪は僕のお気に入りなんだ。」
「断じて違ぇ。というより先輩、この腕離してください。」
「つれないね、雪。まぁいいよっ、離してあげる。」
そう言うと同時に、先輩は離れていった。・・・かと思った。
「なーんて。」
その瞬間顎を、後ろから伸びてきた手でつかまれ、上を向かされた。
!?
チュッ「キャーーーーー!!!!」
「琥柳さまぁーーーー!!!」
「なんであんな奴と!?」
「何あのオタクっ!!」
「許せないっ!!」
またしても・・・男にキスされました。
しかも、友達や他の生徒が見てる前で。
「ッ!!!何するんだこのヤロウ!!」
「雪が可愛かったから、つい。」
「俺は男とする趣味はねぇ!!」
しかも周りが煩い!!
くそっ、色々言いやがって・・・
「慎、そんなのがいいのか?お前。」
「!?」
その時、生徒会の中に居た赤い髪と目をした、偉そうな奴が言った。
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