私立輝月学園
16
「そういえば、この寮ってどんな作りになってんだ?」
「雪説明受けなかったのか?」
「まぁ。」
「ここは、一階がロビー・売店。二階が食堂・大浴場。三階が1年、四階が2年、五・六階が3年。で、七階が生徒会専用。」
なんで3年だけ二階なんだ?
つか、生徒会専用って…
あれ、でも…
「七階って生徒会専用なんだろ?なんで要は普通に三階にいるんだ?」
「それは要が望んだ事だから。僕達は幼等部からの幼馴染みだから気許せるのかな?」
と輝麗が微笑みながら言った。
要はといえば、輝麗の方を向いて微かに笑みを浮かべていた。
「へーそうなんだ。…そんなにじっとみんなって…。」
今俺は、なぜか輝麗にじ〜っと見つめられていた。
「あ、ごめん。なんか雪って、見た目と中身のギャップあるな〜と思って。」
「まぁ、ね。」「いや、悪い意味でじゃなくてね。なんか、雪ってこうぎゅ〜ってしたくなるなぁと思って。」
「あ!それ俺も分る!ついつい抱き締めたくなる可愛さっての?」
「ふ〜ん?でも、別に可愛いかねぇよ。おっ!料理料理!食べようぜっ。」
丁度ウェイターが料理を運んできたので、俺達は食べ始めた。
「すご・・・美味しい。」
「だろ?ここの料理ってほんと美味いんだよなっ!!」
「金かけてシェフ呼んでるからだろ?」
まぢかよ・・・
ま、でも美味けりゃいいか。うん。
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