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私立輝月学園
14
―ガチャッ

「!!!」

「あ、いきなり開けて悪かった。呼んでも返事なかったから、つい。」

「いえ、ごめんなさい。気付きませんでした。」

また自分の世界にトリップしてた…

「もう19:00になるから食堂行こうぜ!…てかさ、雪。」

「はい?」

「……敬語まじってるのはわざと?それとも、敬語使えない?」

確かに、思い起こしてみれば、敬語使ったり使わなかったり…

………面倒。うん。もう言っちゃうか。
くだらないかもだけど。

「いや…まぁ素はこっちな。俺こんな容姿じゃん?だから、敬語使って地味さアピールして、あんま目立ちたくなかったんだよね。」

「そうなのか?でも、俺は素の雪の方が好きだぞ?まぁ、変に敬語使うより素でいた方がいいんじゃね?なっ?」

二カッと奏葵は笑った。

好きって…よくんな恥かしい事言えんな…。まぁ…嬉しかったけど…///

「あ…ありがと。」

「ははっ!どーいたしまして。」―ピンポーン

急に、部屋のチャイムが鳴った。

「おっ!来た来た。行くぞっ、雪。」

そう言うと、奏葵は玄関へ向かった。

来た?誰がだ?

俺も続いて、玄関に向かった。

―ガチャッ

「よっ!輝麗、要。」

「早く食堂行こうっ、奏葵。」

「………。」

誰だ?
今口を開いた方の奴は、身長がかなり低くて(←人の事言えない)、髪と目は緑、顔が女の子みたく可愛い。
でも口は悪い。(←おい)

もうひとりの、何考えてんのかわかんない無愛想な奴は、長身に青い髪と黒い目。

奏葵の友達…?

「あっ!その子が転入生?」

「そっ、月城雪。」

「よろしく。え〜っと…」

「あ、僕は近衛輝麗(コノエ ルリ)。よろしく、雪…って呼んでもいいかな?。僕の事は輝麗でいいから。で、こっちが藍燈要(アイドウ カナメ)。無口で無愛想だけどあまり気にしないで。いつもだから。」

「………よろしく。」

「いいよ。よろしく、輝麗、要。」

「でね、要は一応生徒会なんだ。まぁ、あんまり関係ないけどね。」

生徒会!?
てことは、『紅』の幹部…か。
………いたっけ。つーか、あんまし覚えてねぇんだよなー。紅の奴等。

「2人の自己紹介も終わったし、食堂行こーぜー!!腹減ったあぁぁ。」


「おー。」

「…。」

**********

もう驚きやしないさ。
あぁ、驚きや…

目の前にあるのは、高級レストラン…もとい、食堂だ。

何人かウェイターが居るのは幻覚か!?そうなのか!?

「ゆーきー!早く行くぞー。」

奏葵達は、俺の少し前で立ち止まってる

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